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大黒書

The Book of Daikoku
[ 日本語 | English ]
第零版alpha01
最終更新日――2014年12月4日(木)

目次

[第一節]概要

第一項 この経典(「大黒書」)は、 「大黒教」(だいこっきょう、Daikokism)という宗教を記述したものである。
第二項 「大黒書」という経典の題名、「大黒教」という宗教の名前、 およびこの宗教において定義される「大黒」という神の名前は、 この経典の著者である「大黒学」(Daikoku Manabu)という人間の姓に由来する。
第三項 大黒教は、大黒学が抱いた妄想に基づく宗教である。

[第二節]神々

第一項 大黒教においては、「神」(god)という言葉は、 「自由意志を持つ存在者、 または神を要素とする集合」と定義される。
第二項 霊的な存在者は自由意志を持つ。 したがって、霊的な存在者は神である。 また、地球上に棲息する動物のうちで発達した脳を持つもの(人間を含む)も、 自由意志を持つ存在者であり、したがって神である。
第三項 神は無数に存在する。 したがって、大黒教は多神教(polytheism)である。

[第三節]大黒

第一項 大黒教においては、 「自由意志を持つすべての存在者を要素とする集合」 と定義される神は、 「大黒」(Daikoku)と呼ばれる。
第二項 大黒は、一柱しか存在しない。 そして、いかなる神も、大黒の要素または部分集合である。 大黒教は、この意味においては唯一神教(monotheism)である。
第三項 摩訶迦羅(Mahakala)や大国主(オオクニヌシ)という霊的な存在者が「大黒」と呼ばれることもある。 しかし、それらの存在者と、 大黒教において「大黒」と呼ばれる神とは、同一の存在者ではない。 それらの間にある関係は、前者が後者の要素であるという関係と、 どちらも同じ名前で呼ばれるという関係のみである。

[第四節]世界

第一項 実在するすべての存在者は、 「現実世界」(the real world)と呼ばれる世界の中に存在している。 現実世界とは、無数に存在する可能世界の中から選び出され、 現実性を付与された一つの世界のことである。
第二項 「自由意志を持つ」ということは、 「自身に与えられた可能世界の部分集合の中から一つの世界を選び出し、 それに対して現実性を付与する能力を持つ」 ということと同義である。
第三項 偶然というものは存在せず、いかなる事象も、 何らかの神の自由意志に基づいて生起する。 したがって、大黒は、 すべての可能世界を要素とする集合の中から一つの世界を選び出し、 それに対して現実性を付与する能力を持つ存在者である。
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